不帰3峰Cルンゼ [Scratch c]
岩稜の間を一直線に駆け下る。山岳滑降の道場。
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データ
- 山域 後立山連峰・不帰3峰・東面
- 高差 約300m(不帰3峰ルート群との出合まで)
- 斜度 上部・平均45°(一部50°)
- 踏査日 2007-01-28
- ムービー huki3c.wmv (5.97MB 1m19s)
- 写真トポ
- 踏査記録
- 1/25000地図 白馬町
- 国土地理院地図閲覧サービス 北緯364125.00東経137533.00
- 備考
踏査記録
メンバー: 小川 佐藤
装備:ピッケル・アイゼン・ビーコン・ショベル・ロープ(8mm*30m)・デッドマン・ほか
2007年1月28日
9:00 八方スキー場リフト終点 15:00 滑走開始 17:30 二股橋
徐々に天候が回復してきた八方尾根。二人きりのラッセルを延々と続けて、Cルンゼ入り口に着いたのは2時をかなり回った頃だった。
早速、ピットチェック。面発生雪崩を起こしそうな弱層はないものの、スラフとして流動しそうな新雪の厚みは40〜50cm。限界に近いコンディションだろうか。
佐藤さんの意見はもう少し楽観的だが、積雪の構造観察は、より緻密に行った模様。限度内いっぱいで、滑走可能の判定を下す。
時間は午後3時。冬の日の短さを考えると遅すぎる滑り出しだ。慌しい気分で斜面に入る。深い雪に体がゆったりと沈み込み、舞い上がる粉雪が時折、視界を遮る。なかなか楽しい滑り。ゴーグルを持って来れば良かった。中間部で少しクラストした雪面が現れたが、Cルンゼを抜けた後も、粉雪の斜面は延々と続いた。
滝の手前まで他のシュプールは無く、今日唐松・不帰を滑ったの我々2人だけだったらしい。楽しくも危うい深雪を堪能して、暗くなり始めたころ、二股橋にたどり着いた。
(小川)