白馬岳2号雪渓

白馬岳山頂付近から50°超の斜面へ・・・美しさ一級品!

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白馬2号雪渓・上部全景 白馬2号雪渓・滑走ライン

データ

白馬2号雪渓・遠景+近景

踏査記録

メンバー: 小川 佐藤
装備:ピッケル・アイゼン・ビーコン・ショベル・ロープ(8mm*30m)・デッドマン・ほか

2006年5月5日
2:15 猿倉山荘 〜大雪渓〜 8:15 白馬岳山頂 10:45 滑走開始 11:15 大雪渓出合 11:40 猿倉山荘

真夜中1時起床。2時過ぎに猿倉発。白馬岳山頂には8時過ぎに到着する。

早速、噂の急斜面を覗き込む。なかなかの威圧感だ。スキーを吹っ飛ばされそうな強風がさらに不安をあおる。本当に滑れるのか危ぶみつつも、補助ロープを垂らして斜面に入ってみる。以外にも沢の中は、日差しで適度に緩んだ絶好のコンディション。スラントルールを当てて最大傾斜55度を確認する。

斜面の縁に立ったとたん吹き落とされてしまいそうな烈風なので、風下側にテラスを切り、ここをスタート地点とした。狭いテラスでのドタバタぶりを見物人に笑われちゃったりしながらも、アイゼンをスキーに履き替えて準備完了。

風の止むタイミングを計って、佐藤が斜面に飛び込む。トラバースで沢の中央に入り、ターン2〜3回で50度超を越える。楽勝!続いて小川が回収したロープをたすき掛けにしてスタート。大きなミスもなく無事クリア。

ここから先は40度前後の大斜面。時折氷のつぶてを含む風に吹かれながら、気分良く滑降して行く。徐々に雪が重さをまして行き、やがて風もなく穏やかな大雪渓に降り付いた。

白馬2号雪渓・滑走シーン